断酒の先に光が見える………………(−_−;)かな?

3週間、3ヶ月、3年後の私へ、断酒の決意を忘れない様に。

依存症の罠

断酒継続62日目「人生の 無風(62)地帯よ 飲まぬ日々」

f:id:spica117m:20150812184450j:image
(断酒で穏やかな毎日を)

私の様に断酒を続けてもお酒の良いイメージが抜けないのは、依存症患者に一般的というか普通の事なのではと思います。でなければ断酒者の8割が挫折する訳がないでしょう。

依存症の罠について気が付いた事を箇条書きしてみます。
①良いイメージがある。
 依存性物質の常用は、メタ認知力を奪うので自分を客観的に見れない。お酒天国の国民性、酒蔵業界のCMの影響もある。

②これからは、ほどほどに飲めるようになるという思い込み。
 強烈な飲酒欲求が形を変えて否認を起こす。否認の心理が過剰摂取の記憶を消してしまう。嫌な過去は忘れたい心理も働くのではないか。

③一時的な快楽とわかっていても味わいたい。
 これが一番やっかいな感情。「二重洗脳」「禁酒セラピー」で依存性物質の常用が負のスパイラルだと理解できても、一時的なプラスの曲線に乗りたい、刹那的な快楽を求める感情。
これも長年の飲酒によって条件付けされ、飲酒を続けると破滅するのに、正常な判断が出来なくなっている。欲しいものがあれば盗むレベルの狂気に陥っている。

③の感情に陥っている人ならば「いや、お酒は違法薬物じゃないし。これからはそんなに飲まないし。」と言い返してくるかも知れない。③に①②が加わって強固に再飲酒を肯定する罠に落ちてしまう。

以上の事をよくわきまえて客観的に考える様にすれば、再飲酒の罠に落ちないで断酒を続けられるのではないでしょうか。否認は手を変え品を変え、再飲酒の罠をしかけてきますから。